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2026.08.11|お知らせ

125年、名前が生き延びた

インディアン モーターサイクル、独立と吸収の歴史

インディアンモーターサイクル

2026年2月、インディアン モーターサイクルはポラリスから分離され、モーターサイクルに専念する企業として歩み始めました。しかしこの独立は、125年の歴史のなかで初めてのことではありません。

1901年、スプリングフィールドの二人

1901年、オスカー・ヘッドストロムとジョージ・ヘンディーの二人が、マサチューセッツ州スプリングフィールドでインディアンを立ち上げました。二人はこの会社を、1912年までに世界最大のモーターサイクルメーカーへと押し上げます。

創業者が去り、名前だけが残る

頂点は続きませんでした。1913年にヘッドストロムが、1916年にヘンディーが会社を去ります。残されたのは、インディアンという名前でした。

1930年にはデュポン モータースと合併。1945年、デュポン側は事業から撤退し、ラルフ・ロジャース率いるグループへ売却されます。1950年には販売部門が切り離されて会社は二つに分割され、1953年、全モデルの生産が終了しました。

五十年の空白

ここから、実体を失った名前だけが渡り歩く時代が始まります。1955年、ブロックハウス エンジニアリングがブランド名を買い取り、1960年まで、輸入したロイヤルエンフィールド車をインディアンの名で販売しました。その後も商標は次々に持ち主を変えます。空白は五十年に及びました。

1999年、カリフォルニア州ギルロイで再興が試みられますが、2003年に破綻。2006年に英国のステリカンが商標権を取得し、2009年からノースカロライナ州で新設計車の製造が再開されました。

ポラリスの15年

転機は2011年でした。ポラリスがブランドを買収し、2013年には自社開発のサンダーストローク111を積んだ完全新設計のチーフを送り出します。この買収が、不確実性の時代に終止符を打ちました。

そして2026年

2026年2月2日、ポラリスによるインディアン モーターサイクルの分離と、投資会社キャロルウッドLPへの過半数株式の売却が完了しました。新CEOには、業界のベテランであるマイク・ケネディが就任。モーターサイクルのみに専念する企業としての新たな一歩です。

なお日本国内においては、ポラリスジャパン株式会社がこれまでと同様に事業を担います。販売・サービスの体制に変更はございません。

125年目に

吸収、売却、分割、生産停止、そして商標だけの流転。その間ずっと、この名前を手放さなかった誰かがいました。五十年の空白を越えて生き延びたのは、それだけの価値があると信じた人間が途切れなかったからです。

125年目。インディアン モーターサイクルは再び、自らの名前だけを掲げて走り出します。125周年のテーマは「NEVER FINISHED」——終わりなき旅です。


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